名刺デザイン制作のご紹介です。
高知県宿毛市にある農業公社、一般社団法人スタートアグリカルチャーすくも 新井田様から
名刺デザインのご依頼をいただきました。
スタートアグリカルチャーすくも様は
未経験の方でもいちご農家として独立就農ができるように
研修制度を設け、農業を志す方の支援をされています。
https://startagriculturesukumo.amebaownd.com/
デザインコンセプト
お渡しするお相手はこれから農業をやってみたいと考えている方、
県外、全国様々なところから研修に来られるとのことで
「親しみやすさ、宿毛市の自然の広大さ、農業の楽しさ」
こちらを表現できるよう、デザインを考えました。
表面には美しく広大な宿毛湾のイラストを
高知県宿毛市は四国の西南端に位置し、
海・山・川の広大な自然に囲まれています。
ヒアリングの際、この広大な自然の中で、農業をすることが
とっても楽しく、幸せ、とのお話を聞き、
表面には宿毛湾の海と穏やかな山並みをデザインしました。
楽しさをイメージできる裏面に
宿毛市はとても素敵な地域なのですが
「宿毛市ってどこにあるの?」と聞かれることも多いそうで
名刺の裏面には宿毛市の位置がわかるような地図や
イチゴのイラストをカジュアルな雰囲気でデザインさせていただきました。
農業の楽しさをSNSで発信されているので
どんな発信をしているのかを添えて
読み取りコードを載せています。
東北の農産業支援に繋がる用紙
名刺は使う紙で印象が変わります。
ご希望に合わせて、紙も選んでいただいています。
今回使用したのは「東北コットンcoc」という用紙です。
この東北コットンcocという用紙は、東日本大震災の津波被害により稲作が困難になった農地でコットンを栽培、紡績、商品化、販売までを一貫して行っている「東北コットンプロジェクト」から誕生した用紙で
廃棄される綿の茎を用紙に漉き込まれています。
一枚一枚、同じものはなく、コットンの繊維が特徴的な
ラフで温かみが感じられる風合いの用紙です。
スタートアグリカルチャーすくも様では
イチゴの収穫後の残った葉や茎を、土に漉き込み夏の太陽熱を利用して殺菌処理をし活用されているそうです。
農業へ思いやりが感じられる用紙をお選びいただきました。
印象に残るオリジナルの名刺
名刺は手のひらサイズの小さな紙ですが
相手の手元に残る、自分の印象の一つでもあります。
名刺のデザインや内容で会話が弾んだり
コミュニケーションの一つとして
お役に立てれば嬉しいです。
design:Kukkia design 矢野 いよ https://www.kukkia-design.com/
制作ツール:Illustrator